今日から参院選である。県内では口蹄疫の蔓延拡大が心配である。選挙は、否が応でも、人・車・物が行き交う。口蹄疫にとっては、最も危険要因である。
各立候補サイドには、防疫意識・対策の徹底を呼び掛けている。国政選挙なので、こちらに強制や規制権限は無い。飽くまでもお願いレベルである。候補者サイドの自主性・倫理力・常識力等に関わって来る。
選挙になると、候補者やスタッフはどうしても必死・夢中になる。相手と競っていれば競っているほど形振り構わなくなる。ネガティヴキャンペーンや選挙違反等はその典型的な例である。その内、エスカレートし、口蹄疫など構ってられないというような状況・風潮にもなりかねない。それが最も怖い。
ここは、県民の皆様(特に有権者の方々)に冷静な対応・態度・思考をお願いしたい。
政治家を目指す候補者達やそのスタッフが本県の非常事態の中で一体どういう言動・選挙運動をするのか?
いずれにしろ、今、最も重要な時であります。県民総力戦で口蹄疫撲滅に向け、油断せず、全力を挙げましょう。引き続き、消毒等の防疫措置の徹底にご協力をお願い申し上げます。
昨日の殺処分5,854頭。未処分31,988頭。その内、患畜・疑似患畜分の未処分1,560頭。
現場の方々におかれては、本当にご苦労様です。また、明日は雨の予報です。事故や怪我等に是非お気を付け下さい。