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「自業自得」「国技の誇りを」=批判、再起へ願いも―両国の人々・野球賭博恐喝

6月24日22時38分配信 時事通信

 「自業自得では」「国技の誇りを」。野球賭博をめぐり、大関琴光喜関(34)への恐喝容疑で元力士の古市満朝容疑者(38)が逮捕されたとの報を受け、東京・両国では24日、批判や冷ややかな声とともに、角界の再起を願う訴えが聞かれた。
 JR両国駅前で数十年にわたり食品店を営む女性(66)は「昔の力士ははだしに浴衣一枚で街を歩き、家族に一生懸命、仕送りもした」と懐かしむ一方、「今の力士はタクシーで遊びに出たり、賭け事に大金をつぎ込んだり、自分の事にばかり金を使う」と苦言を呈した。
 さらに「賭博の賭け金は、サラリーマンが扱う金と額が違う。琴光喜関が脅されたのは自業自得。国技としての誇りを持って」と話した。
 力士暴行死や大麻所持などの相次ぐ事件にいら立ちも。国技館近くの製造会社に勤める宇佐美慎一さん(46)は「自浄作用がない。賭博や元力士逮捕も意外感はない。興業で暴力団とつながる人がいるのも何となく分かる」と突き放した。
 飲食店の女性従業員(50)は「一部の力士のせいで、角界を見る世間の目が変わった。あこがれの力士になった新弟子がかわいそうだ」と肩を落とす。
 創業約30年というちゃんこ料理店店長の森山亮さん(35)は「店の売り上げは低下し、数年前から相撲人気が下火になっている」と不安そう。「相撲は両国の起爆剤。日本相撲協会はクリーンになって街を盛り上げて」と訴えた。 

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最終更新:6月24日22時41分

時事通信

 

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