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十勝毎日新聞社ニュース

ラッピングバス 都市間バスに相次ぎ登場

2010年06月22日 15時00分

 帯広と札幌や旭川間を結ぶ都市間バスの車体に大きな広告を出す企業が目立っている。ラッピングバスと呼ばれ、携帯電話・ソフトバンクの販売店をPRする十勝バスの運行が4月下旬に始まり、今月9日には北海道拓殖バスに菓子メーカー柳月の宣伝が登場した。長距離運行という特性を生かし十勝管内外で知名度アップを狙う企業と、広告料収入を確保したいバス会社の意向が一致。道東道無料化や全線開通を控え交流人口増が見込める中、都市間バスの宣伝効果への期待感もある。

ソフトバンクショップを宣伝する十勝バス

インパクトが強い
十勝バスの側面に、ソフトバンクと書かれた英文字とコマーシャルで有名なお父さん役の白い北海道犬「カイ」君。こんな広告を出したのはソフトバンクショップを経営するヒグマ(帯広市、飛岡抗社長)だ。同社は帯広中央店と旭川駅店を展開しており、両地域でPRできる旭川線「ノースライナー」を中心に走るバスで広告。飛岡社長は「顧客から見かけたという話を聞く。インパクトが強く効果がある」と手応え。

 帯広中央店の常連客へのサービスで札幌ドームのプロ野球ソフトバンク戦バスツアーを2年前から実施。飛岡社長は「今年はこのバスで行く。選手になったような気分になれるでしょう」と話す。

十勝に来てほしい

柳月スイートピアガーデンを宣伝する北海道拓殖バス

 「高速道路の無料化で観光客が来やすくなる。お菓子を食べに十勝に来てほしい」と話すのは柳月の田村昇社長。音更帯広インターチェンジ近くにある柳月スイートピアガーデンと広大な畑の景色を北海道拓殖バスの側面に載せた。札幌線「ポテトライナー」で運行し「お菓子の里十勝」とPRする。同バスの後ろには十勝川温泉観光協会が出した温泉の広告も掲げ、札幌圏の人に十勝を意識させている。

バス会社も広告収入
 一方、バス会社では景気低迷のため路線バスへの広告依頼が減少気味。ラッピング広告料金は非公表だが、北海道拓殖バスの中木基博統括部長は「都市間バスは札幌圏への宣伝効果が期待できる」と提案。十勝バス営業課の橋本和幸係長は「目立つので効果的な広告。契約を続けていただければうれしい」と話す。

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