24日午後7時5分ごろ、千葉県松戸市松戸の県警松戸署3階の廊下で、地域課の高橋治之巡査部長(37)が、事情を聴いていた同市西馬橋の無職の男(33)に拳銃を奪われ、左足の付け根付近を撃たれた。男は別の警察官に取り押さえられ、公務執行妨害と殺人未遂などの疑いで逮捕された。高橋巡査部長は足などに重傷を負った。
同署によると、同日午後1時ごろ、市内の書店から「客同士がトラブルになっている」と通報があり、男が同署に任意同行された。巡査部長と別の警察官の2人が相談室で事情を聴いていたが、男が意味不明な内容を話し出したため、いったん廊下に連れ出し、長いすで聴取を続けた。
すると男が突然、奇声を上げながら、制服姿で拳銃を右腰につけていた高橋巡査部長に体当たりして拳銃を奪い、そのまま1発発砲した。すぐに別の警察官が取り押さえたという。