小惑星探査機「はやぶさ」

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多くの困難を乗り越え7年ぶりに地球に帰還した日本の小惑星探査機。小惑星イトカワの砂の入っている可能性のあるカプセルを持ち帰った。[関連情報]

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はやぶさの試料容器が入っているカプセル内部=相模原市のJAXA宇宙科学研究所で2010年6月24日、JAXA提供(毎日新聞)

はやぶさ カプセルの試料容器開封 気体採取に成功

 小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセル内の試料容器を開く作業が24日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(相模原市中央区)で始まった。JAXAによると、同日までに気体の採取に成功した。この中に、小惑星イトカワ由来の気体が含まれているかどうか、今後慎重に分析する。(毎日新聞)
[記事全文]

「はやぶさ」の容器から微量の気体採取  - 産経新聞(6月24日)
「はやぶさ」回収容器を開封=試料確認に時間も―宇宙機構 - 時事通信(6月24日)

小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)サンプルコンテナ開封作業の開始について - JAXA(6月24日)

◇1ミリ以上の物質はなし
「はやぶさ」大きな砂粒はなし 簡易検査で判明 - 産経新聞(6月18日)

◇最新情報
はやぶさ帰還ブログ (Hayabusa_JAXA) on Twitter

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「はやぶさ」とは

宇宙科学研究所(当時)が1990年代から開発を進め、2003年5月9日に打ち上げた工学実験衛星。将来の月・惑星探査技術の基礎として、小惑星からサンプルを採取することや自律制御、大気圏再突入などの技術を確立することを主な目的としている。2005年夏にアポロ群の小惑星イトカワに到達し、観測。同年11月にサンプルの採集を試みた。
その後、通信断絶や姿勢制御装置の故障など相次ぐトラブルに見舞われたものの、乗り越えて帰ってきた小惑星探査機はやぶさは、「はやぶさ君」としてインターネットで人気を博した。2010年6月13日に地球に帰還。大気圏に突入するときの様子はインターネットで生中継され、多くの視聴者を集めた。
現在、回収されたカプセルはJAXAにより分析が進められている。

はやぶさの写真や動画

「はやぶさ」の目的

小惑星「イトカワ」の観測

サンプルを地球に持ち帰り、分析を行うことで、「惑星が誕生するころの太陽系星雲内の様子がどうであったのか」についての手がかりを得る。
カプセルの地球帰還

「はやぶさ」の成果

「月以外の天体に着陸し、史上初めて帰還した宇宙機」と「世界で最も長い年月となる2592日の航海から帰還した宇宙機」という二つの記録をギネス世界記録に申請。

往復飛行を実現させたイオンエンジン

はやぶさの別の目的として、イオンエンジンを使った宇宙空間の航行、エンジンの長期稼働を実験するという意味があった。イオンエンジンとはロケットエンジンの一種で、イオンの持つ電荷を使って加速・推進するためのエンジン。今回、はやぶさに使われたイオンエンジンはNECが開発したもの。
All Aboutガイド記事「満身創痍探査機「はやぶさ」が残した実績」

「はやぶさ」の地球帰還についての所管省見解

月以外の天体に着陸して地球に帰還したのは「はやぶさ」が世界初。その旅をイオンエンジンで成し遂げたことは、今後の人類の宇宙探査の可能性を広げたものであるとし、期待をもって見守る。また、国民の応援を力に、「はやぶさ」の頑張る姿は、勇気や夢、希望を与えてくれた。日本政府はプロジェクト関係者に敬意を表するとともに、着陸場所の提供など多大な協力をいただいたオーストラリア政府に対し、御礼を述べ、日本の強みのある技術を活かしつつ、宇宙開発利用を積極的に推進するとしている。

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