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インタビュー

XIAH junsu

シア ジュンス

XIAH junsu

インタービュー

Excite: ソロとしてのデビュー作となる『XIAH』がリリースになります。今の率直な気持ちは?
junsu: ソロだからこそ見せれる部分、良さがあると思うのでそこを出せるように頑張りました。ファンの皆さんにそういった音楽を聴いてもらえることが自分自身、楽しみであり、緊張感もあります。
Excite: 1曲目「Intoxication」は大人の男を感じさせるセクシーな楽曲ですね。
junsu: この曲は作曲やアレンジも自分で手掛けたんです。ソロでは歌だけではなく、踊りもしながらライヴしたいので、それに似合う曲を作りたいと思っていました。また、曲調は(好きな)R&B系の匂いがするものにしたかったので、今回のような感じになりました。
Excite: 歌詞に対してはどんなリクエストを?
junsu: 歌詞を書いてもらう時に、色々とガイドをしたんです。例えば、<touch me baby>という歌詞は、最初に浮んだメロディーと一緒に自然と出てきた言葉。メロディーに合っていたのでそのまま生かせるようにお願いしました。“Touch me”という言葉があったので、セクシーな歌詞になっていくのかなと思っていましたし、そうなるように自分から提案もしました。
Excite: 歌い方もかなりセクシーですよね。
junsu: (照笑)。そう感じてもらえるように、ブレスを意識して入れたりするなど、歌でも工夫しました。また、R&B系の楽曲を歌う時はリズムがとても重要なので、そこを注意しながら歌うように心掛けました。
Excite: リズム感と歌詞の世界観を出すバランスが難しい楽曲ですが…。
junsu: はい。ただ、自分で作った曲なので、誰よりも分かっています。なので、リズムも世界観も自然とバランスは上手く取れました。
Excite: ちなみにこの楽曲はいつ頃作られたのですか?
junsu: 今年の1月〜2月頃です。その頃、韓国でミュージカルに初挑戦していたんですが、オフの日や舞台が終わってから自宅で作りました。最初に浮んだのはサビのメロディーでしたが、その後はリズムにもこだわりました。R&B系の曲はリズムだけを聴いて「踊りたい」と思わないとダメだと思うんです。「Intoxication」はサビでの盛り上がりも欲しかったので、そこではストリングスを入れたりもしました。
Excite: ミュージカルの経験は、楽曲制作に影響した?
junsu: この曲に限らず、音楽的に違うジャンルに深く触れたことですごく勉強になりました。ミュージカルは全然違う発声法なので、歌の表現もすごく広がったと感じてます。良い人との出会いもたくさんあって、ラッキーだったなって思ってます。
Excite: 良い経験だったんですね。一方、2曲目の「悲しみのゆくえ」はガラリと変わって切ないバラードです。
junsu: “男の弱さ”について歌いました。普段、弱さは見せないけど、時には見せたくなることもあるじゃないですか。そのありのままの気持ち、正直な気持ちを歌で表現出来るよう、感情を込めて一生懸命歌いました。1曲の中にダイナミズムをつけたいと思ったので、自分なりにストーリーを感じながら歌いました。最初は少し抑え目にして、段々感情を出していくような感じで、ラストで盛り上がっていくような。
Excite: 感情の大きな波が迫ってくるように感じました。
junsu: ありがとうございます! 歌う時はいつも、その曲その曲に真実を込めることを心掛けています。その曲の持つ雰囲気や歌詞の意味などを一生懸命考えて、その(歌詞世界の)主人公になりきる。自分ならどうするだろうって思いながら歌わないと、ただメロディーに声を乗せているだけになってしまうと思うので。バラードはあまり得意ではないと感じていましたが、曲を聴いていくうちに自分なら歌えると思えるようになりました。実際に歌うとやはり難しかったですね。最初から最後までキーも高かったし。それに、この曲はサビの部分とか、ピアノとストリングスだけだったりして、リズムが取りにくいんですよ。でも、だから選んだというのもあるんです。
Excite: チャレンジだったんですね。
junsu: 難しい曲でしたが、より切実に感情を込めて歌える曲だと思ったんです。それに、こういった感じは自分も好き。これまで歌ってきて思うのは、明るい曲よりも切ない曲の方が自分の感情が込めやすいんです。
Excite: 『Bee TV』ドラマ主題歌でもありますが、ドラマのように悲しい恋や別れに直面した時、ジュンスさんならどうしますか?
junsu: んー…それは場合に寄ると思います。自分の落ち度で別れそうになったら、自分の悪い所を直したりする努力をすれば良いと思うんです。でも、相手の心変わりなら…人の心って一番難しいじゃないですか。自分を愛してくれと言っても、思い通りにはならないですよね。
Excite: 確かに、そうですね…。
junsu: 「悲しみのゆくえ」は本当に切ない曲で、どちらかといえばメロディーが韓国っぽい部分もあります。3曲目の「君がいれば」は、もっとJ-POPっぽい雰囲気のミディアム・バラードです。「Bee TV」ドラマ主題歌なので、切なさもあるけど希望も感じる、ハッピーなラストを予感出来る曲です。こっちはビートもあって起承転結もハッキリして、ハモりもある。 バラードでも2曲共全然テイストが違ったものになりました。ただ、自分で書いたメロディーなのに最後はかなりキーが高くて大変でした(笑)。
Excite: 想い入れの強さが伝わってきます。これまでソロ曲を歌った経験もありますが、今回はどんな違いを感じましたか?
junsu: トータルでプロデュースに関われたことが一番大きいです。スタッフのサポートがありつつ、細かな部分まで自分の意見を反映させることが出来ました。それで感じたんですが、セルフプロデュースはアーティストなら誰でも一度はやるべき。タイミングは人によって違いますが、自分のこれまで経験したことがあったから今回こうやって出来たと思うし、良いタイミングでやれたと思います。
Excite: プロデュースという夢は達成されました。次にやってみたいことは?
junsu: 具体的に“これ”というよりは、良い音楽をずっと発信し続けたいです。あとは…もうちょっと、余裕が欲しいです(笑)。
Excite: もっともです! 超多忙ですから。
junsu: 仕事で忙しいのは全然大丈夫なんです。気持ち的にもっと余裕があると良いなと思って。歳を重ねていって、振り返った時「良い音楽がやれてるな」って思える活動を続けたいし、自分を支えてくれているファンの皆さんやスタッフに、いつも感謝の気持ちを忘れたくないです。あとは、後輩達をプロデュース出来たらうれしいです。
Excite: そういえば、以前どこかで「韓国と日本を泳いで渡りたい」と言ってたとか。
junsu: はい…、でも、ほんとにやったら多分死にます(笑)。わりと運動神経は自信があるんですけど、苦手が3つがあって。1つはビリヤード。もう1つは、バスケット。そしてもう1つが水泳です。一生懸命泳いでもなぜか進みません(笑)。誰かと競ったら、自分の手の方が2倍早くかいてるのに相手の方が全然先に行っちゃう(笑)。
Excite: (笑)苦手なことも笑顔いっぱいで話すんですね。そうやって、いつも笑顔でいられる秘訣はなんですか?
junsu: 心の持ち方だと思います。僕が好きな言葉は、前向き。いつも前向きに考えるようにしていると、悪いことは段々小さくなるし、良いことは2倍、3倍になるんです。
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