大関・琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋=が野球賭博の口止め料名目で現金約350万円を脅し取られた事件で、警視庁組織犯罪対策3課と本所署は24日、元力士、古市満朝(みつとも)容疑者(38)を恐喝容疑で逮捕した。組対3課は背後に暴力団が関与していないか追及するとともに、事件の発端になった相撲界の野球賭博の実態解明を進める。
逮捕容疑は1月「野球賭博を暴露されたくなければ現金を払え」などと琴光喜関を脅し、約350万円を脅し取ったとしている。
古市容疑者は押尾川部屋(05年閉鎖)の元幕下・若隆盛(わかりゅうせい)。97年夏場所後に引退した。【酒井祥宏、川崎桂吾】
毎日新聞 2010年6月24日 18時53分(最終更新 6月24日 19時46分)