最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

宮崎 感染疑い家畜の処分終了

6月24日 17時57分

宮崎県内で進められていた口てい疫に感染した疑いがあるおよそ20万頭の家畜の処分は、24日、すべて終了しました。今後、宮崎県は、感染拡大を防ぐためにワクチンを接種した家畜の処分に全力をあげる方針です。

宮崎県内では、口てい疫に感染した疑いがあるとして、直ちに処分する対象となった家畜があわせて20万頭近くに上りました。ことし4月の発生以来、およそ2か月にわたって処分が進められ、宮崎県によりますと、24日午後3時半までに、作業が残っていた県中央部の西都市と東部の高鍋町で処分が終了したということです。これで、宮崎県内で口てい疫に感染した疑いのある家畜は、すべて処分されました。一方、感染拡大の予防措置としてワクチンを接種した家畜の処分は23日現在、6つの市と町で3万頭余りが残されていて、県では、今後これらの家畜の処分に全力をあげる方針です。宮崎県の東国原知事は「処分の対象となった家畜を飼育していた農家の無念さや、処分作業に当たってきた人たちの苦労は、ことばでは言い尽くせないと思うが、1つの段階を越えることができ、うれしく思っています。今後は、今月末の終了を目標にワクチンを接種した家畜の処分を進めていきたい」と話しています。