江田島市の田中達美市長は22日、江田島町に整備場がある海上自衛隊の上陸用エアクッション艇(LCAC)の運用について、中四国防衛局が30日から整備場での発着を「えい航方式」から「自走式」へ変更すると報告した。市議会本会議で説明した。
自走式は、着岸の時は沖合約2・5キロから騒音を抑制する「サイレント航走」を実施。約500メートル手前からプロペラを使わない「バウスラスター航走」で整備場に到着する。発進の時は逆の航走で、陸揚げなどはこれまで通りクレーンを使う。
防衛局によると、2月に整備場で行った騒音測定の結果などから住民生活に大きな影響はなく、防衛局と地元住民の間でおおむね了解がとれたという。
|