ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

本文です

口蹄疫 消毒の出陣式、マイク自粛の陣営も

出陣式の会場に入る支持者の足元を消毒する陣営スタッフ(24日午前8時25分、宮崎市で)=林陽一撮影

 宮崎選挙区(改選定数1)では3人が立候補し、厳重な消毒が行われる中、神経をとがらせながらの選挙戦に突入した。

 「求められるのは口蹄疫で傷つけられた宮崎の再生。細心の注意を払いながら訴えていきたい」。自民党現職・松下新平候補(43)の出陣式。約400人が集まった宮崎市の宮崎神宮の会場では車の消毒マットが敷かれ、支援者には陣営スタッフが霧吹きで足元を消毒した。松下候補は消毒液を吹き付けた自転車にまたがって遊説に出発した。

 民主党新人・渡辺創候補(32)(国民新推薦)の出陣式が行われた同市の事務所前でも消石灰がまかれ、何枚もの消毒マットが敷かれた。渡辺候補は約150人を前に「宮崎が沈没する危機。宮崎の再興に全力を注ぎたい」と力を込めた。対策に追われる農家に配慮し、この日は被害が集中する川南町などでは選挙カーの中から手を振るだけにとどめ、マイクで訴えたり選挙カーから降りたりしない。

 共産党新人・馬場洋光候補(41)の陣営も、感染多発地帯では選挙カーから降りないなど感染を拡大させないような選挙戦を進める。

2010年6月24日  読売新聞)
現在位置は
です