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重りつけられ少年水死「面白半分でやった」
今月20日、京都・舞鶴市の港でおぼれて死亡した少年に、約10キロのタイヤのホイールなどが重りとして結びつけられていた。警察は23日、遊び仲間の少年2人を殺人の疑いで逮捕した。少年らは「面白半分でやった」と供述している。
今月20日、建設作業員・布川由一さん(17)が舞鶴港でおぼれ、病院に運ばれたが死亡した。布川さんは仲間の少年6人と桟橋付近で遊んでいて、当初、少年らは「泳ぎの得意な布川さんが桟橋から海に飛びこんだ」と説明していた。しかし、引き揚げられた布川さんは、両足首がロープで縛られ、ロープの先にはタイヤのホイールがついていた。警察は仲間の少年らから詳しく事情を聴き、殺人の疑いが強まったとして、23日に建設作業員の少年(19)と運送業アルバイトの少年(18)を逮捕した。
警察の調べによると、運送業アルバイトの少年が、布川さんに重さ10キロのタイヤホイールなどを結びつけた。この後、建設作業員の少年が布川さんをけって海に突き落とした。
23日に執り行われた布川さんの告別式には、大勢の友人や職場の同僚が参列した。布川さんと建設作業員の少年が働く職場の上司は、布川さんが仲間からからかわれる姿は見たが、遊びの範囲と思っていたという。
両足を縛ったとされる運送業アルバイトの少年は容疑を認めているが、突き落としたとされる建設作業員の少年は「背中は押したが、落ちたところは見ていない」と容疑を否認している。
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