２４時間だけのＴＶネットで　一般公募の参加者が手作り

　青森公立大（青森市）の国際芸術センター青森でユニークな２４時間だけのテレビの制作が進んでいる。一般公募で集めたスタッフや出演者がアイデアを出し合い、スタジオも手作り。舞台裏をカメラで追い、ハプニングも大歓迎という。番組は２６日午後７時から、インターネットの動画中継サイトを通じて生放送される。

　仕掛けたのは中崎透さん（３３）、山城大督さん（２７）、野田智子さん（２７）のアーティスト３人組「ナデガタインスタントパーティー」。これまでも公募した素人を巻き込み、ダンス公演を１日で仕上げたり、美術館を舞台にした映画を作ったりした。今回は映像のネット配信環境が整ってきたことから思いついた。

　５月上旬から、まずは人集め。チラシ配布や説明会のほか、地元のテレビ、ラジオに出演して募集をかけ、参加者は大学生や社会人中心に１００人を超えた。ナデガタはドラマや音楽といった枠組みだけを示し、参加者が出し合ったアイデアをすくい上げた。

　放送のアドレスはｈｔｔｐ：／／２４．ｎａｄｅｇａｔａｉｎｓｔａｎｔｐａｒｔｙ．ｏｒｇ／