さいたま地検は23日、相続税法違反の罪で、プロ野球旧福岡ダイエーホークス(現ソフトバンクホークス)の元オーナーで、ダイエー創業者中内功氏(故人)の次男、正容疑者(50)=東京都港区=を起訴した。
正被告は05年2月、自身の債務返済のため東京都大田区の自宅を約12億円で売却。敷地の一部に功氏の所有権があり、約5億5千万円が功氏から正被告への贈与に当たるのに申告せず、贈与税約2億7千万円を脱税したとしている。
正被告は功氏の死後贈与の事実を隠すため、毎月10万円を母親の口座に入金して返済を装っていた。