本田圭佑にエールを送った祖父・満さん=大阪府摂津市内の居酒屋
サッカーW杯決勝トーナメント進出をかけた日本‐デンマーク戦が25日早朝、キックオフする。負ければ1次リーグ敗退が決まる文字通りの決戦。平日の午前3時30分開始とあって、応援も睡魔と闘いながらの耐久戦が予想されるが、日本代表のキーマン・MF本田圭佑選手(24)の祖父・満さん(78)は居酒屋での徹夜観戦を決意。パブリックビューイング(PV)も決戦を前に売り上げ好調で、列島が熱く盛り上がっている。
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19日のオランダ戦直後は「自宅で寝ながらラジオ聴くわ」と話していた本田じいちゃんこと、満さんが、オールナイトでの観戦を決めた。“決戦”の地は、自宅のある大阪府摂津市の行きつけの居酒屋。午前5時起床、午後9時就寝‐という生活を送ってきた78歳の満さんにとっては厳しい時間帯だが、遠く日本から気合を注入する。
W杯開幕後はテレビや新聞などマスコミの取材が殺到し、ゆっくり休む暇もないほど。友人ら周囲が「疲れとるんちゃうか」と気遣ったが、「酒でも飲みながら話してたら5時間なんてあっという間やろ」と豪語。“絶対に負けられない睡魔”との闘いは友人たちと乗り切るつもりだ。
初戦で得点を決めた自慢の孫へは、「出た以上は勝って。黄金の左のシュートをもう一度」と“ゴール指令”。決勝T進出に期待を寄せた。