関連記事
【連載企画】風評被害を追う(上)「宮崎離れ」顕在化
【連載企画】心の安定のために(中)被災地の教訓
清浄性確認の抗体検査終了 都城、日向
生産者が埋却地確保を 農相単独インタビュー
致命的だった殺処分の遅れ 山田農相一問一答
被害農家支援を副大臣へ要望 公明県議団
「終息の見通しまだ」 山田農相
マニュアル策定着手を表明 山田農相が来県
ツアー売り上げを寄付 「GLAY」所属会社
義援金3億円を超える 宮崎日日新聞受け付け
絵手紙を配り寄付呼び掛け 千葉の滝下さん
義援金1040万円を県へ ファミリーマート
終息願い千羽鶴 沖縄から24日に川南へ
商業者にも支援を 商振連など宮崎市へ要望
ワクチン接種牛の埋却終わる 宮崎市
【連載企画】心の安定のために(上)心理的影響
【記者コラム】くろしお
制限解除に期待 日向市
「まだ油断できない」都城市、気を引き締め防疫
【記者コラム】さんしょの実(日向支局)

マニュアル策定着手を表明 山田農相が来県
(2010年6月24日付)
マニュアルは(1)農場から家畜保健衛生所に通報があれば、2時間以内に立ち入り検査(2)動物衛生研究所の遺伝子検査を待たず、写真で感染疑いを早期に判定(3)疑い確認から24時間以内の殺処分、埋却―が盛り込まれる。山田農相は「一両日中に発表できる」との見通しを示した。
国は防疫措置の在り方などを明示した防疫指針を定めているが、マニュアルは防疫のスピード化を念頭に置いた、より具体的な内容となる。山田農相は会見で、現在の感染拡大は発生農場での防疫に時間を要したことが原因との認識を示しており、教訓をマニュアルに反映する格好だ。
また、知事や発生した11自治体の首長との意見交換では、本県側が口蹄疫対策特別措置法に盛り込まれた地域経済の再建に充てる基金を国が準備するよう要望。さらに、飼料用稲の生産農家が買い手を失ったことへの補償、感染経路を解明する疫学調査の迅速化を求めた。
農水副大臣として政府の現地対策チーム・本部長を務めていた山田農相の来県は、8日に大臣へ昇格してから初めて。24日まで本県に滞在し、埋却地も視察する予定。
【写真】知事や関係市町長と意見交換する山田正彦農相=23日午後、県庁