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清浄性確認の抗体検査終了 都城、日向
(2010年6月24日付)
口蹄疫の感染が飛び火した都城、日向市で県が実施している清浄性確認検査のうち、抗体検査が23日終了した。今後行われる目視検査を含め、地域にウイルスが残っていないことが確認されれば、都城市が7月2日、日向市が同3日のそれぞれ午前0時に、家畜の移動制限区域(発生農場から半径10キロ圏)と搬出制限区域(同10〜20キロ圏)が解除される。
検査は2市とも23日までの2日間、発生農場から半径3キロ圏内の農家を中心に実施。飼育頭数に応じて1農場最大30頭分の血液を採取した。
都城市は23日、獣医師ら約40人が43農場を回り、838検体を採取した。2日間では98農場1714検体。日向市は23日、17農場で142検体を採取し、2日間では35農場300検体。検体は動物衛生研究所海外病研究施設(東京)に送り、数日から1週間程度で結果が判明する見込み。
その後、2市は3〜10キロ圏内で目視による臨床検査を実施。都城市は26〜30日に約1300農場で実施するが、これには小林、宮崎市、高原町も一部含まれる。日向市は24〜27日に144農場で行う。
都城市の発生は9日、日向市は10日。国の防疫指針では、検査で異常がなければ殺処分を終えた翌日から21日後に制限は解除される。