岡部まり氏は「暮らしのお役に」

　候補者の乱立で激戦が予想される大阪選挙区（改選数３）でも、梅雨の晴れ間の日差しが照り付ける中、戦いの火ぶたが切られた。

　２人を擁立した民主党は、現職の尾立源幸氏（４６）と新人の岡部まり氏（５０）が大阪・ミナミの繁華街で菅直人首相とともに第一声。尾立氏は「税金の無駄遣いと天下りをやめさせる」と力を込め、岡部氏は「暮らしのお役に立ちたい」と沿道の支援者に訴えた。

　自民党現職の北川イッセイ氏（６７）は大阪市北区のビジネス街にある事務所前で出陣式。「マニフェスト違反など民主党の暴走に歯止めをかけないといけない」と声を張り上げた。

　公明党新人の石川博崇氏（３６）は「伝統の議席を守りたい」と大阪市役所前で集まった支持者らに強調。共産党新人の清水忠史氏（４２）はＪＲ天王寺駅前で「消費税増税にきっぱり反対する」と選挙カーから訴えた。

　新党改革の山分ネルソン祥興氏（３６）、社民党の大川朗子氏（５２）、幸福実現党の深田敏子氏（３９）、日本創新党の浜野夕希子氏（３４）も選挙戦をスタートさせた。（共同）

　［2010年6月24日11時50分］