競馬セミナーで来場者の質問に答える宮田比呂志氏（左）とスポニチ・井上記者

　上半期を締めくくるＧＩ宝塚記念（２７日、阪神２２００メートル）が間近に迫った２３日、競馬セミナーがスポニチプラザ大阪で開かれた。ナニワの大穴馬券師としてスポニチ予想コラムでも健筆を振るった宮田比呂志氏（７６）と、スポニチ・井上泰司記者の講義や予想に、大穴的中を夢見るファン約３０人が熱心に耳を傾けた。

　約２０年間にわたって競馬場に通い、ひたすら集めたデータから導き出した宮田氏独自の馬券理論。セミナーでは「競馬は動く。当日の流れをどれだけ馬券に取り入れるかが大切」と説き、内田騎乗のエイシンフラッシュが制した日本ダービー（５月３０日、東京）の単勝馬券を成功例に挙げた。

　豪華メンバーが集う宝塚記念については、枠番が決まっていないため「現時点で」と前置きしつつ、穴馬にイコピコ、ナカヤマフェスタ、アーネストリーを指名。これに「外せない」ブエナビスタを加え、ジャガーメイルとフォゲッタブルを「枠順次第で取捨する」５頭ボックスを推した。

　宮田氏への質問コーナーでは「宝塚の５頭ボックスは何パーセントの確率か」など直球も。井上記者の軽妙なトークが笑いを誘う場面もあり、参加者は最後まで興味深そうに聞き入っていた。

スポニチプラザ大阪

[ 2010年6月24日付 ]