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8・9億万円!日産ゴーン社長驚きの報酬額

株主総会後に記者会見する日産自動車のカルロス・ゴーン社長
株主総会後に記者会見する日産自動車のカルロス・ゴーン社長
Photo By 共同

 日産自動車は23日、横浜市内で株主総会を開き、カルロス・ゴーン社長の2010年3月期の報酬が総額で約8億9000万円だったと明らかにした。ゴーン社長の報酬は、これまでに判明した各社の3月期の役員報酬では最高額。同社は年間配当を見送っており、株主からは高額報酬に対する不満も出そうだ。

 ほかに志賀俊之最高執行責任者(COO)が約1億3400万円、コリン・ドッジ副社長が約1億7600万円で、1億円超は6人。社外取締役を除く取締役10人に計16億9000万円が支払われ、このうちゴーン社長が半分を占めていた。

 日産の役員報酬は、トヨタ自動車やホンダなど同業他社に比べて水準が大幅に高いとみられている。ゴーン社長は総会後の記者会見で日産には外国人幹部が多いとして、「グローバルに人材を引きつけるには見合ったものを提供しなくてはいけない。日産の報酬水準はグローバルでは平均以下だ」と述べた。今回の基準となった09年3月期決算は世界同時不況による販売減が響き、連結営業損益が1379億円の赤字だった。

 ゴーン社長は日産の親会社の仏ルノーでも会長と最高経営責任者を務めており、09年のルノーでの役員報酬は約124万ユーロ(約1億3800万円)。

 上場企業は今年から、年間1億円以上の報酬を得ている役員の情報を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。報告書に先立ち、各社が株主総会で開示するかどうか関心を集めている。ソニーや住友商事、HOYA、住友金属工業などがこれまでに1億円以上の役員名や金額を開示。ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長は約8億円(自社株購入権含む)だった。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年06月24日 ]

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