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【プロ野球】岸 故郷・仙台で初星 トップタイ9勝2010年6月23日 紙面から ◆西武5−3楽天西武・岸がプロ4年目でようやく勇姿を見せることができた。地元仙台では過去3戦で0勝1敗。2年ぶりのマウンドで初めて手にした白星だ。「ものすごく緊張した。勝たせてもらった一勝だと思う」。家族や知人が見守る中での勝利の喜びを、神妙な顔でかみしめた。 カーブ、チェンジアップの制球はいまひとつ。11安打は今季最多で、5回までに3点を許したが、4回2死二、三塁の渡辺は内角低めで見逃し三振に仕留め、5回2死一、二塁のルイーズは内角高めで空振り三振。投球内容に納得はいかなくても大量失点は避けた。 直球の威力の源は、トレーニングで大きくなったお尻にある。野上から「最近、お尻がでかくなったっすね」と声を掛けられ、「それ、おれにとっては褒め言葉」とニンマリ。渡辺監督からも線の細さを指摘され続けてきただけに、余計にうれしかったようだ。登板前夜は帆足、野上と名物の牛タンをたらふく食べて英気を養った。 田中との“8勝対決”を制し、ハーラートップに並ぶ9勝目。チームは4連勝で、今季最多の貯金17だ。生粋の仙台っ子はヒーローインタビューで「やっと勝つことができました。これからもよろしくお願いします」と故郷のファンに帽子を取って一礼した。 (谷光太郎)
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