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【プロ野球】

ラミレス 10年連続20号 T・ローズ以来外国人2人目

2010年6月23日 紙面から

ヤクルト−巨人 4回表無死、左中間に20号ソロを放つラミレス=神宮球場で(由木直子撮影)

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◆巨人5−1ヤクルト

 最強助っ人が新たな勲章を手に入れた。4回、巨人のラミレスが村中の直球をとらえた。コースは難しい内角寄り。鋭く腰を回転させて、対角線で入ってくる球を振り抜いた。打球はバックスクリーン左へ。リードを2点に広げる20号ソロがスタンドまで届いた。

 ヤクルトに入団した01年から10年連続となる20本塁打は、ローズ(オリックスなど)以来となる外国人史上2人目。日本でのキャリアをスタートさせた神宮球場で、節目の数字にたどり着いた。「最初の本塁打も、ここで打った。そういう記録を神宮で残せたことは意味があると思うし、うれしい。ヤクルトの皆さんにもお見せできて良かった」。村中とは今季2度対戦して2敗。計23三振と手玉に取られていた。「いい投手なので、早く(先発の)東野を楽にしてあげたかった」。天敵を打ち砕いて、チームの快勝を呼び込んだ。

 5月までリーグ断トツの58打点を挙げながら、6月に入って13試合でわずか2打点。交流戦の終盤で風邪をひいて体調を崩し、万全ではなかった。現在は「チーム全体で診てもらっているので、コンディションは良くなっている」と復調傾向にある。不動の4番打者は「毎日全力を尽くしている。こういう活躍をする外国人が他にも出てくればいいと思う」と他の助っ人たちにエールを送った。油断も慢心もない。だから、スポットライトを浴び続けられる。 (永山陽平)

 

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