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車暴走の男 前日には計画か

6月24日 4時41分

自動車メーカー「マツダ」の工場で社員らが車に次々にはねられ、1人が死亡した事件で、逮捕された元期間従業員の男は、事件の前の日に「東京・秋葉原のような事件を起こしそうだ」と知り合いに話していたことが、警察への取材でわかりました。警察は、無差別に社員を狙った犯行を前日には計画していた疑いもあるとみて調べています。

この事件は22日、広島市南区にあるマツダの宇品工場や隣接する府中町の本社工場で、社員ら11人が乗用車に次々にはねられ、このうち浜田博志さん(39)が死亡したものです。車を運転していた工場の元期間従業員の引寺利明容疑者(42)が殺人未遂などの疑いで逮捕され、警察によりますと、「マツダに恨みがあり、おととし東京の秋葉原で起きた通り魔事件をまねようと思った」と供述しているということです。さらに、その後の調べで引寺容疑者は、事件前日の今月21日の夜、知り合いの男性に会った際、「秋葉原のような事件を起こしそうだ」などと話していたことが警察への取材で新たにわかりました。警察は、引寺容疑者が事件の前日には無差別に社員を狙った犯行を計画していた疑いもあるとみて、詳しい動機やいきさつを捜査しています。