記事入力 : 2010/06/23 14:04:24
小学6年男児ら、障害持つ女児にわいせつ行為 /蔚山
休み時間に空き教室や屋上で
蔚山市内の小学6年生の男児二人が、空き教室や校舎の屋上で、知的障害を持つ同級生の女児にわいせつな行為をするという事件が起こり、同市教育庁や警察が調査に乗り出した。
同市教育庁や学校側が22日に発表したところによると、今月15日の5時間目の休み時間、6年生のA君とB君が、知的障害を持つ同級生のCさんを空き教室へ連れ込み、交代でわいせつな行為をしたという。また、1時間前の昼休みにも、Cさんを校舎の屋上へ連れていき、わいせつな行為をした。さらに3日後の18日、再び学校でCさんにわいせつな行為をしようとしたところ、同じクラスの児童らから報告を受けた担任教諭によって止められた。
この学校に通う児童や保護者の間では、「A君がCさんに対し、数回にわたって性的暴行を加えた」といううわさが流れているという。だが、学校側は「性的暴行まで加えたかどうかはまだ確認していない」と説明した。また、蔚山市教育庁のチョン・ドンラク初等教育課長は、「(蔚山市)江北教育庁が、当該学校で、正確な状況について調査を進めている」と話した。
一方、蔚山地方警察庁も、教育庁や学校を通じ、実態把握に乗り出した。警察は、被害者のCさんに対し、保護者を立ち会わせて事情聴取を行い、証言を得られた場合、加害児童も保護者を立ち会わせて事情を聴く方針だ。
学校側は事件直後、加害児童を出席停止とし、犯行現場となった空き教室や屋上も閉鎖した。また、事件が明るみになったのを受け、22日には4年生以上の児童を対象に、障害児への接し方についての指導や性教育を実施した。学校側は、「加害児童はインターネットで動画を見て、性的な好奇心を刺激され、犯行に及んだようだ」と話している。
蔚山=金学賛(キム・ハクチャン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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