06/22 19:12 更新
コンビニ強盗が相次いでいます。福岡市では今月、刃物を持った男が33万円を奪い逃走しました。今年すでに27件発生していて、去年の1.5倍のペースです。被害を防ぐにはどうすればいいのか。福岡市で22日、防犯訓練が行われました。訓練では、犯人役の警察官が店内に侵入し、店員をけん銃で脅します。犯人が現金を奪い逃走すると、店員はすぐに110番通報し、犯人の特徴を正確に伝えます。参加した店長は「実際その場になってみるとあわてるし、軽くパニックを起こす。一番目に入るのが凶器。凶器の方に目が行ってしまう」と話していました。去年、福岡県内で発生したコンビニ強盗は46件。そのほとんどが夜10時以降に集中しています。博多警察署の佐藤忠晴生活安全課長は「犯人は下見を何回かやって、もしくは知った店に来る可能性が高いと思われるので、堂々と声掛け、相手の目を見て(あいさつする)方法を取る店がやられにくい」と注意点を話していました。参加したオーナーは「昼間できない分(作業)を全部夜にしているので接客より作業に追われている」と話していました。警察では、従業員全員が高い防犯意識を持つよう呼びかけていました。