宮崎県は7日、新たに同県川南町の農家12カ所で、口蹄疫に感染した疑いがある牛6頭と豚13匹が見つかったと発表した。感染疑いの家畜が出た農家や施設は、県内で計35カ所となった。県はこれらの農家が飼育している牛184頭と豚1万723匹を処分する方針で、これまでの処分対象は計約4万4900匹に上る。
県によると、4日と5日に農家や獣医師から、口蹄疫の症状を示す牛や豚がいると宮崎家畜保健衛生所(宮崎市)に連絡があった。家畜防疫員が立ち入り検査し、よだれや舌の水疱などの症状を確認。動物衛生研究所海外病研究施設(東京都小平市)による遺伝子検査で、1~4匹ずつに陽性反応が出た。