宮崎県は4日、新たに同県川南町の養豚農場2カ所で、口蹄疫に感染した疑いがある豚計6匹が見つかったと発表した。感染疑いが出た農家や施設は計19カ所となった。県は18カ所目の農場が飼育する豚約1万5750匹と、19カ所目の約3010匹の計約1万8760匹を殺処分する。
既に処分されたものも含め、これまでに処分対象となった牛や水牛、豚は計約2万7770匹。
県によると、3日に両農場から口蹄疫の症状を示す豚がいると、宮崎家畜保健衛生所(宮崎市)に連絡があった。家畜防疫員が立ち入り検査し、各3匹に鼻の水疱(すいほう)などの症状を確認。動物衛生研究所の関連施設(東京都小平市)による遺伝子検査で、陽性反応が出た。
また県は、同県えびの市の養豚農家1カ所で、口蹄疫の症状を示す豚3匹を確認したことを明らかにした。遺伝子検査での陽性反応の有無は5日にも判明する予定。