宮崎県で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の感染が拡大している問題で、県は3日、川南(かわみなみ)町の農場2カ所で16、17例目となる感染の疑いのある牛を新たに確認したと発表した。県は両農場で飼育している牛計41頭すべてを処分する。処分頭数はこれで牛2917頭、豚6098頭の計9015頭となる見通し。17例のうち14例は川南町。
県によると、16例目の農場は牛4頭を飼育、うち2頭が遺伝子検査で感染の疑いを示す陽性と判明した。17例目の農場では飼育する37頭のうち2頭で陽性反応を示したという。
=2010/05/04付 西日本新聞朝刊=