【ソウル=牧野愛博】韓国国会(定数299)の与野党議員75人が23日、菅直人首相に対し、100年前の8月に結ばれた日韓併合条約を「当初から無効」と宣言するように求める建議文を発表した。「1995年の村山首相談話を超える、画期的な決断を下されるように望む」とした。
日本政府は同条約について「当時は合法的に締結されて有効だった」との立場だが、韓国には、日本の主張に対する不満が根強く残っている。
日韓併合100周年を迎え、韓国では最近、日本統治時代の戦争被害者らに対する新たな謝罪や補償を求める動きも活発になっている。