宮崎県で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に感染した牛が相次いで見つかった問題で、JA全農ながさきは30日、「県内に搬入される家畜から感染が広がる恐れがある」として5-6月に県内4カ所の家畜市場で開催される牛と豚の競りを延期すると発表した。
延期は、五島(5月13、14日)▽県南(同18、19日)▽平戸口中央(同21、22日)▽壱岐(6月1-3日)の牛市と、県南(5月7日、21日)の豚市。態度未定の宇久小値賀(6月5日)を除く全市場が延期となる。
競りは2カ月に1度開かれ、影響を受けるのは牛約3千頭、豚20-30頭。県は「えさ代がかさんだり、生育期を逃したりするなどの影響が考えられ、農家への対策を今後検討する」としている。
=2010/05/01付 西日本新聞朝刊=