大西祥平さん(おおにし・しょうへい=慶大大学院教授、慶大スポーツ医学研究センター所長)が18日死去、57歳。後日、しのぶ会を行う予定。
日本相撲協会アンチ・ドーピング委員会などの外部委員として、薬物汚染対策に尽力。昨年途中から体調を崩していた。
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2008年9月には、ロシア出身力士が大麻に陽性反応を示し、後の解雇につながった尿検査を担当。また、日本相撲協会が実施を目指すドーピング検査への取り組みでも中心的役割を果たし、昨年5月に検査の概要をまとめた。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「薬物問題では大変お世話になった。ドーピングでも色々とお世話になると思っていたのに」と残念がった。薬物対策やドーピング検査導入の準備は今後も続けるとし、大西氏に代わる専門家を探す意向を示した。