議員に口添え依頼「間違いない」 凜の会設立者が強調厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元同省係長上村勉被告(40)=休職中=の公判が23日、大阪地裁(横田信之裁判長)であった。共犯とされ、同罪で無罪判決を受けた自称障害者団体「凜の会」設立者倉沢邦夫被告(74)が証人出廷し、証明書発行の口添えを国会議員に依頼したことについて「間違いない」と強調した。 依頼を受けたとされる民主党参院議員の石井一氏は、元局長村木厚子被告(54)=同罪で公判中=の公判に証人出廷した際、倉沢被告との面会について「あり得ない」と否定。「その日はゴルフに行っていた」とアリバイを証言していた。 倉沢被告はこの日「約束していた時間には会わなかったと認めざるを得ない」としながらも、「石井氏に会い『厚労省に電話しておくよ』と言われたことは確実な記憶」と断言。「石井氏に相談した上で厚労省を訪れた」と話した。 【共同通信】
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