「宮崎に遊びに行っていいのですか?」とか「観光に行っていいのですか?」というような素朴かつ基本的な質問がかなり多く寄せられている。ちょっと驚く。
宮崎は、県外から一体どう思われているのだろう?
答えは、「全然問題無いです」。ただ、悪戯に発生・畜産農家やその周辺等に近付いたりはしないで下さい。また、県内の道路や施設で行われている消毒等にはご協力をお願い致します。
危機管理意識の醸成や口蹄疫による市民生活への影響や口蹄疫に対する正確な知識・意識等を持って頂くために、今の宮崎の現状を体感・体験して頂くことも重要かも知れない。
他に様々な意見・提言・指摘・お叱りを頂く。
例えば、消毒剤(消石灰)等での健康被害を受ける事案等も報告される。子どもが喘息症状を訴えるという報道等もある。お年寄りや病弱な方々にとって消毒剤等の散布は有害ではないのか? 雨で用水路や川に流れ出しても大丈夫なのか?景観上如何なものか?等々・・・・・・・勿論、県は健康増進課等で調査をしているが、喘息等との直接の因果関係は不明である。
他に、消石灰に触れて皮膚が爛れたとか、車のエアコンが外気取り入れ方式で、車の消毒のとき吸い込んでしまったとか・・・・・・・
県民の皆様には、通常生活の面で本当にご迷惑・ご心配をお掛けして申し訳ありません。口蹄疫の蔓延防止のため、消毒の徹底は不可欠であることを十分ご理解の上、様々な消毒薬等に触れたり吸い込んだりしないよう、十分に気を付けて頂きたいと思います。
昨日の殺処分7,414頭。記録的大雨の中、現場の方々のご努力に心から敬意を表したいと思う。
未処分は37,842頭。患畜・疑似患畜分の未処分は4,450頭(全て牛)。この分の殺処分・埋設を一両日中には終わらせたい。
そして、何度も言うが、新たな患畜・疑似患畜を発生させないことが最も重要である。
今日は、山田農水大臣と、更なる防疫態勢・対策の強化・徹底と今後の地域復興・再建支援等についても意見交換をさせて頂いた。都城市と日向市は昨日から清浄性確認検査を開始した。
一日も早く安全宣言が出来るように、今後も気を緩めることなく、関係各位や県民の皆様、引き続き防疫作業・措置・対策の徹底をお願い申し上げます。