横浜市の歩道で信号待ちしていた女性3人が車同士の事故に巻き込まれて死亡した事件の初公判で、被告の少年は、事故を起こしたことは認めましたが、信号無視については否定するなど起訴内容を一部否認しました。
事件当時18歳だった被告の少年(19)は去年6月、横浜市都筑区の交差点で、乗用車を運転中に信号を無視して前方から右折してきた車に衝突した後、歩道に突っ込んで看護師の女性3人をはねて死亡させた自動車運転過失致死傷の罪に問われています。被告は少年ですが、3人が犠牲になったことを考慮して刑事裁判となりました。18日の初公判で、少年は「事故を起こしたことは間違いない」としましたが、信号無視については否認しました。検察側は冒頭陳述で、「事故現場はおよそ200メートル手前から見渡せる交差点で、信号を見落とすことはない」と指摘しました。