【政治】憲法調査会復活は参院選後 枝野幹事長が表明2010年6月23日 19時28分 民主党の枝野幸男幹事長は23日午後の記者会見で、参院選後の党憲法調査会復活を正式表明した上で、憲法論議に関し「国民投票法制定のプロセスで壊れた与野党間の信頼関係を回復するところから取り組む」と述べた。 参院選マニフェスト(政権公約)に憲法改正をめぐる記載がないことについては「憲法論議は党派が自己主張すると合意形成につながらない。各党が国民の声に虚心坦懐に耳を傾ける共通の土俵が必要だ」と指摘した。 2007年、自民、公明両党が憲法改正手続きを定めた国民投票法を強行して成立させたことに野党が反発。以後、憲法論議は停滞した。民主党はこの年の参院選後に憲法調査会を廃止していた。 国会議員の定数削減に関し枝野氏は「幅広い党派の合意を得て進めたいが、できるだけ早く結論を出すという強い姿勢で臨んでいきたい」と強調。「行政刷新担当相の経験を踏まえて国会関係の調達コストを見直す」と述べた。 (共同)
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