2010年4月24日 10時35分 更新:4月25日 11時28分
平城遷都1300年祭のメーン会場、平城宮跡(奈良市)が24日午前、オープンし、記念式典が行われた。同祭は、710年の平城遷都から1300年を記念して1月1日に開幕。奈良県内各地で年末まで約1500のイベントがある。このうち平城宮跡会場では11月7日までの期間中、約500のイベントを予定。平城遷都1300年記念事業協会は約250万人の入場者を見込んでいる。
主な施設は、復元された大極殿や朱雀門のほか、遣唐使船を展示する平城京歴史館、天平衣装などが体験できる平城京なりきり体験館など。
記念式典は、同宮跡内3カ所で同時にテープカットが行われた。同祭の公式キャラクター、せんとくんが登場したり、城門警護を担った衛士隊が入場。大極殿前では、事業協会長の秋山喜久・関西経済連合会相談役が「198日間、奈良時代の暮らしや文化を体験できるイベントをします。何度でも来てください」とあいさつした。【阿部亮介】
<主なイベント>韓国の伝統舞踊を披露する「忠清南道ウイーク」(4月24~30日)▽天平行列(5月3日、9日)▽中国古筝演奏などがある「中国ウイーク」(5月4~9日)▽平城遷都1300年記念祝典(10月8日)▽著名アーティストによる大極殿音絵巻(10月10~24日の6日間)▽東院庭園音絵巻(10月29日~11月6日の7日間)