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“北朝鮮へ輸出”経由会社が別事件にも関与
北朝鮮向けとみられるショベルカーを経由地の中国に許可なく輸出したとして熊本・八代市の貿易会社社長が逮捕された事件で、経由先の中国の会社が別のタンクローリーの不正輸出事件にも関与していたことがわかった。
この事件は、大量破壊兵器に転用可能なショベルカーを許可なく輸出したとして、外国為替法違反などの疑いで、八代市の貿易会社「西武興産」の社長・堤広満容疑者(63)らが逮捕されたもの。
北朝鮮への経由先とされる中国の貿易会社は去年、京都・舞鶴市の貿易会社がタンクローリーを不正に輸出しようとして摘発された事件でも経由先になっていたことが、警察への取材でわかった。
経由先を日本の企業に指示したのは、北朝鮮の秘密警察直轄の「シヌン貿易」だという。警察は、輸出されたショベルカーが中国経由でシヌン貿易に渡ったとみて調べている。
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