2010年4月3日

経済学

色んな人やブログで勧められた 2 冊の本、読むの時間かかりましたが、どっちも超☆勉強になりました。

マクロ経済学という学問は、学生時代に超有名な教授の授業がスケジュール的にとれず、ちょっとしょぼい教授(1時間半の授業のうち、1時間10分くらいは咳き込んでる人だったので、まだ生きててよかった)の授業を受けて、面白くなくて 2 回しか出なかったのが、「Mankiw のマクロ経済学」を読んでようやく取り戻せた気分です。構成が素直で、まとめや事例が多くとにかくわかりやすいので、また数年したら新版を読み返してみたい。

学生時代に学んだ(気がする)長期モデルと、普通の人が気にする短期モデル(こんなの授業にあったっけな。。)の違いや、そもそも正確に把握することが不可能な事象を、一見無理やりなモデル化により学ぼうとする、経済学の野心的な取り組みがよくわかりました。

雑誌等で目にするアナリストの市場動向分析には常に一抹の怪しさが漂いますが、身近な事例をもとに、「本件に関しては(経済学者の)解釈は一致している」「これに関しては意見が分かれている」と、そこそこ高名な経済学者である著者が、謙虚なスタンスで書いていると、つい信じてしまい、とりあえず理解は進みます。

「金融入門」の方は、信用創造機能とかプルーデンス規制とか、証券化の機能分解とそのリスクとか、その辺の「よく聞くけど、多分みんな格好つけて言ってるだけであんま意味は無いに違いない」とか思ってた言葉に、ちゃんと意味があることがわかります。ものすごく誠実に中立に書かれてる感じ。2 冊平行して読めたのもよかったけど、「Mankiw のマクロ経済学」の方は読むのも時間かかるんで、趣味で好きな人以外は、こっちを読めば十分かもしれません。(何に?)

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