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江川紹子女史と張本勲氏の騒動

切込隊長

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 最初、「江川と張本とが衝突」というので江川卓氏がまた借金でもこさえて張本さんに喝でも入れられたのかと思いましたが、どうやら違ったようです。

張本氏が江川を下さないとおれは出演しない!!
http://plaza.rakuten.co.jp/tigers31/diary/201006180000/

張本勲氏 といえば
http://hide.dnsalias.net/tcloud/k.cgi/%E5%BC%B5%E6%9C%AC%E5%8B%B2%E6%B0%8F/

amneris84 Shoko Egawa
http://twitter.com/amneris84/status/16445499217
[引用]実は、張本氏が「江川を出すな」と要求されたのは、これが2度目で、最初の時は関口さんが助け船を出して下さいました。今回は、関口さんが何を言っても譲れないと、張本氏が主張されたそうです RT @oh_no_ohno 関口さんが助け船を出すという事もないんですね

江川紹子氏、TBS「サンモニ」で張本勲氏の怒りを買い長期休養に…Twitterで暴露
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1491844.html

 ここで張本勲氏を大将軍と呼ぶ細やかなギャグを放っても、誰もついてこなくなってるだろうなあ…。

 理屈でいうならば、張本氏が活躍して実績を残していた頃の日本プロ野球と、現代のプロ野球では当然時代が違ってます。完投を先発投手のあり方とする張本氏といまの野球の常識を観戦者の側から知っている江川女史では、少なくとも今回の岩隈の100球に満たぬ降板についての解釈は江川女史のほうが正しかろうとは思います。

 ただし、あの番組において張本氏の無茶苦茶とも言える野球解説の時間帯は瞬間視聴率で非常に高い人気を誇っており、かの番組を観ている視聴者とはどういう属性の人々なのかというのもまた自ずから知れる話です。別に岩隈がどうであろうが張本が適当なこと言って喝を入れてるのが絵的に面白いわけであって、正しい情報をテレビを観ながらインプットしたいとは誰も思っていないということなのかもしれません。

 恐らく、ある程度野球を見ている人からすれば「ああ、張本がまたそんなご無体なことを言ってるよw」と失笑するか、本気で根性野球を信奉していて「張本よく言った。ちょっと痛いぐらいで降板したがる岩隈ほかいまの若い奴はダメ」と思いたいか、という両極端な視聴者を同時に満足させる貴重なコンテンツなんだろうと考えられるわけです。

 したがって、江川女史の素朴な疑問であると同時に現代のプロ野球からすればまったくの正論であったとしても、そこの番組、コーナーとしてはまったくの無用な主張であって、おまけに江川女史と同席したくないということをバラされた張本氏の狭量だけが知れてしまうという不幸な結果に陥るのは間違いありません。

 だからテレビはダメなんだ、正しい知識が流通しなくなり視聴者と一緒に馬鹿になってしまっている、という論調もまた成立するのでしょうが、ただまあテレビ自体が弱者のメディアになってきていますからね。商売を考えていったら、必然的に張本氏を温存する判断になってしまうのは仕方のないことだろうとは思います。
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切込隊長

ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

やまもといちろう (kirik) - Twitter

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