地滑り対策工事3人死傷、井戸内でエンジン作動 長野県大鹿村の地滑り対策工事で設置された井戸「集水 井戸内に空気を送る送風機も使っておらず、飯田署は3人が一酸化炭素中毒になった可能性があるとみて、安全管理に問題がなかったか調べている。 捜査関係者によると、エンジン付きの高圧洗浄機は、井戸の底にたまった深さ約1メートルの水につかった状態で発見された。同署は、井戸内の階段に置いて使っていた洗浄機が、救出作業中に底に落ちたとみている。 また、事故発生直後、現場に駆けつけた関係者によると、現場に送風機がなかったため、大鹿村内の建設業者に依頼し、約1時間後に1台持ってきてもらったという。酸素ボンベを背負った消防隊員が救助に入ったのは、送風機到着後で、この間、換気ができないままになっていたとみられる。 労働安全衛生法は、井戸などの中で排ガスが出る内燃機関の使用を禁止しており、同法の酸素欠乏症等防止規則は、作業場所の酸素濃度が18%未満にならないよう定め、換気などの措置を義務付けている。 事故は、21日正午頃発生。いずれも下請け会社の建設作業員、滝沢幸春さん(45)(飯田市下久堅)と、吉沢保さん(39)(同市白山町)が死亡。元請け会社の社員、林義彦さん(56)(高森町下市田)が重体となった。 (2010年6月23日11時04分 読売新聞)
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