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わいろのチケット1枚ずつ=タクシー代最高6万円−収賄容疑の特許庁審判官・警視庁

わいろのチケット1枚ずつ=タクシー代最高6万円−収賄容疑の特許庁審判官・警視庁

 特許庁の業務システム計画をめぐる汚職事件で、贈賄側が同庁先任審判官の志摩兆一郎容疑者(45)に対し、わいろとなったタクシーチケットを1枚ずつ渡していたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。
 1回のタクシー代は最高で約6万円に上っており、警視庁捜査2課は贈賄側が巧妙に同容疑者との密接な関係を維持した経緯を調べている。
 志摩容疑者は2005年8月から昨年11月の間、特許庁が発注する業務・システム最適化計画に関する便宜の見返りに、タクシー代二百数十万円相当を受け取ったとして逮捕された。
 捜査関係者によると、贈賄側のNTTデータのシステム統括部長沖良太郎容疑者(45)は志摩容疑者を飲食接待した後などに、1枚ずつチケットを渡しており、回数は約70回に上った。(2010/06/23-05:52)


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