バラエティ番組の「スタッフの過剰な笑い声」実は重要

「がははっははははは！」。バラエティ番組を見ていると、大げさとも思えるスタッフの笑い声を耳にすることが多い。視聴者からすると、ややもすれば耳障りに聞こえるが、出ているタレントはどう感じているのだろうか。

「スタジオでしゃべっていれば、愛想笑いと本当にウケたときの違いはよくわかります。でも、愛想笑いとわかっていても、笑い声があると気持ちが落ち着くんですね。その愛想笑いに助けられたおかげで、次に爆笑を誘う発言ができる場合がある。だから、スタッフの笑い声はとても重要なんです。一種の精神安定剤ですね。

それに、本当にウケたときも、自分が感じた以上のリアクションをしてくれる。お笑い芸人は、笑いにプライドを持って生きているわけですから、そのプライドがくすぐられて悪い気はしない。スタッフの笑い声は、たとえわざとらしいと思われても、収録には欠かせない大事な要素なんです」（あるタレント）

　一見、やりすぎに思える笑い声も、番組を円滑に進めるためには、必要不可欠なモノのようだ。

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