ハワイ攻撃には、空母機動部隊のほか、大型潜水艦5隻からなる特別攻撃隊も参加していた。潜水艦はそれぞれ2人乗りの特殊潜航艇1隻を搭載。特殊潜航艇には魚雷2基が備えられ、母艦となる大型潜水艦にオアフ島近くまで運ばれてから発進し、真珠湾に忍び込んで停泊中の米艦艇に肉薄攻撃を敢行することになっていた。
 計画では攻撃終了後、米軍の混乱に紛れて脱出、母艦との会合点で搭乗員だけを回収するはずだったが、5隻はいずれも帰還しなかった。ただ、少なくとも2隻が湾内への侵入に成功したことは間違いないとされる。
 5隻はさしたる戦果を上げなかったとされていたが、1999年に発表された研究では、当時の写真や米艦艇が受けた被害を詳細に分析すると、戦艦2隻を撃沈した可能性があることが分かった。なお、特殊潜航艇5隻のうち1隻は損傷を受けて座礁、搭乗員1人が捕虜となり、戦後に帰還を果たしている。