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終戦特集(6)〜日本軍、ハワイ・真珠湾を攻撃

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ハワイ・真珠湾で日本軍の攻撃を受け、爆発炎上する米戦艦ウェストバージニア【AFP=時事】

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▼日本軍、ハワイ・真珠湾を攻撃

 日中戦争開始以降、日本への対立姿勢を強めていた米国は、1941(昭和16)年11月26日、日本に対し(1)中国大陸、インドシナからの軍事力、警察力の撤退(2)中国での特権の放棄(3)日独伊三国同盟の破棄−を求める協定案「ハル・ノート」を突きつけた。事実上の最後通告を受けた日本政府は12月1日の御前会議で米英との開戦を決定。既にハワイに向かっていた空母6隻を中核とする海軍機動部隊に攻撃命令が下った。12月8日(現地時間7日)、ハワイ北方425キロに達した機動部隊から計350機の航空部隊が発進し、オアフ島の真珠湾に停泊していた米艦隊を攻撃。これにより、太平洋戦争が始まった。真珠湾攻撃による米側の主な損害は、戦艦5隻が沈没したほか、戦艦4隻、巡洋艦、駆逐艦各3隻が損傷、飛行場への攻撃で航空機188機が破壊された。人的被害も戦死・行方不明者が2300人を超えた。ただ、日本側が主要攻撃目標としていた米空母部隊はハワイにおらず、米国の海軍戦力が大きく低下することはなかった。

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