終戦特集(5)〜山本五十六中将、連合艦隊司令長官に
連合艦隊司令長官時代の山本五十六。1940年撮影【AFP=時事】 ※写真をクリックすると拡大します |
▼山本五十六中将、連合艦隊司令長官に1939(昭和14)年8月、山本五十六海軍中将が連合艦隊司令長官に就任した。米国駐在の経験があり、ロンドン軍縮会議にも参加した山本長官は海軍の国際派として知られ、圧倒的な国力を持つ米国との戦争には消極的だった。40(昭和15)年、当時の近衛文麿首相から対米戦争に対する意見を聞かれた際、「ぜひやれと言われれば半年や1年の間は暴れてご覧にいれるが、2年、3年となれば(勝利できるか)まったく確信は持てない」と答えている。また、軍人として早くから航空機の有用性に注目し、海軍航空部隊の育成にも関わった。空母機動部隊による真珠湾攻撃は山本長官の発案と言われている。 |
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