終戦特集(4)〜第2次世界大戦始まる
独ソ不可侵条約議定書に調印したリッベントロップ独外相(左から2人目)とスターリン・ソ連共産党書記長(右から2人目)、モロトフ・ソ連外相(右端)。1939年8月23日撮影【AFP=時事】 ※写真をクリックすると拡大します |
▼第2次世界大戦始まるナチス・ドイツは1939(昭和14)年8月23日、ソ連との間に不可侵条約を締結。両国はポーランドを分割し、バルト諸国やフィンランドをソ連の「取り分」とすることなどについて密約を交わした。その後、ドイツ軍は9月1日にポーランドに侵攻、英仏両国は9月3日にドイツへの宣戦を布告し、ここに第2次世界大戦が始まった。ドイツ軍は機甲部隊が空軍の支援を受けて高速で進撃する「電撃戦」を繰り広げ、ポーランドは約1カ月で降服。戦争準備をほとんどしていなかった英仏両国は何の支援もできず、独仏国境に築いた重武装のマジノ線要塞の背後にとどまったままだった。一方、9月17日にはソ連軍がポーランド東部国境から侵入し、密約に沿って東半分を占領。さらにバルト三国と「相互援助条約」を結んで事実上の支配下に置き、11月にはフィンランドへ攻め込んだ。 |
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