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終戦特集(1)〜第1次上海事変

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上海ブロードウェー付近で市街戦を繰り広げる日本軍=1932年1月撮影【時事】

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▼上海事変(第一次)勃発

 上海は日本にとって対中国貿易の中継地となる都市で、市内の共同租界には約2万5000人の日本人が居住していた。1931(昭和6)年の満州事変発生を受け、上海は中国の抗日運動の拠点となり、緊張が高まった。32(昭和7)年1月、日本人僧侶が襲撃された事件をきっかけに日中両軍の武力衝突が発生。日本は当初、海軍陸戦隊2000人を派遣して短期決着を目指したが、中国軍は頑強に抵抗した。日本は、陸軍3個師団を増派し、3月に上海北方を占領して何とか面目を保った。5月に停戦が成立し、日本軍は撤退したが、中国進攻への野心を隠さない日本への国際的な不信が高まった。

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