ホーム特集トップ > 終戦特集・太平洋戦争関係年表

終戦特集・太平洋戦争関係年表

◆年表のリンクをクリックすると詳しい記事をお読みいただけます

1931(昭和6)年 9.18満州事変(柳条湖事件):柳条湖の満鉄線爆破を口実に関東軍が軍事行動を開始
9.24日本政府、満州での事態不拡大方針を発表
10.8関東軍、錦州を爆撃。戦線を拡大
10.24国際連盟理事会、満州撤兵勧告
1932(昭和7)年 1.28第1次上海事変…記事へ
2.29リットン調査団来日:満州をめぐる日中の紛争を調査するため国際連盟が派遣
3.1満州国建国
5.155.15事件:海軍将校、陸軍士官候補生、民間の右翼らが首相官邸や内相官邸、警視庁などを襲撃。犬養毅首相を殺害した。経済不況、政治不信が背景とされ、逮捕された実行者に国民から多数の減刑嘆願が寄せられた。
9.15日本、満州国を承認
1933(昭和8)年 2.24国際連盟、満州国不承認などの対日勧告案を42対1で可決。日本の松岡洋右代表は議場から退場。
3.27日本、国際連盟を脱退
1934(昭和9)年 3.1満州国帝政を実施:皇帝は溥儀(清国最後の皇帝)、議会はなく、関東軍司令官の指導のもと、日本人官僚が行政の実権を握る
9.21室戸台風襲来:観測史上最強の台風が日本列島を襲い、関西地方を中心に死者2702人、行方不明者334人、負傷者1万4994人(気象庁資料)の被害を出す。
1935(昭和10)年 10.7広田弘毅外相、駐日中国大使に「中国での排日運動取り締まり」「満州国の事実上の承認」「共産勢力拡大阻止」の3原則を提示
1936(昭和11)年 2.262.26事件…記事へ
5.18軍部大臣現役武官制復活:陸軍大臣、海軍大臣は現役武官と限定することで、軍部が政策に不満を持てば、組閣を阻止したり、内閣を崩壊させたりすることが可能になった。
11.25日独防共協定締結
12.12西安事件:中国国民政府の蒋介石首席を部下の張学良が監禁し、内戦停止と挙国一致の抗日運動を求める。
1937(昭和12)年 7.7盧溝橋事件:北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突。日中全面戦争の発火点となる。衝突が起きたきっかけなど、解明されていない謎の多い事件。
8.13第2次上海事変:海軍陸戦隊と中国軍が軍事衝突。日本は当初、陸軍2個師団を派遣して上海占領を目指したが、中国軍の激しい抵抗を受け、苦戦した。
12.13日本軍、南京を占領。南京事件が起こる。
1938(昭和13)年 1.16第1次近衛声明発表:日本側の和平条件に応じない中国・国民政府に対し、近衛文麿首相は「国民政府を相手にせず」と交渉打ち切りを宣言。日中戦争の全面拡大が方向づけられた。
4.1国家総動員法公布:国民の徴用、物資の統制・配給、会社経営や金融機関への介入、価格統制、言論統制などを国会審議を経ずに政府が行えるという法律。戦時体制を支える法的基盤となった。
1939(昭和14)年 5.11ノモンハン事件…記事へ
8.23独ソ不可侵条約締結
8.30山本五十六、連合艦隊司令長官に就任…記事へ
9.1ドイツ軍、ポーランド侵攻。第2次世界大戦始まる…記事へ
1940(昭和15)年 3.30南京国民政府成立:日本軍の支持を受け、王兆銘が首班となる
9.23日本軍、北部仏領インドシナに進駐
9.27日独伊三国同盟成立
10.12大政翼賛会が発足:首相を総裁、道府県支部長を知事が務め、町内会や隣組も指導下においた政治組織のはずだったが、戦局の進展とともに国民統制機関になっていった。
1941(昭和16)年 4.13日ソ中立条約調印
4.16ハル米国務長官と野村吉三郎駐米大使の間で日米交渉始まる
6.22ドイツ、ソ連軍を攻撃。独ソ戦始まる
7.25米国、在米日本資産を凍結
7.28日本軍、南部仏領インドシナに進駐
8.1米国、対日石油禁輸措置を発動
10.18東条英機内閣成立
11.5日本、御前会議で帝国国策遂行要領を決定:対米英開戦の方針が事実上決まる
11.26米国、日本に対し「ハル・ノート」を提示
12.8日本、ハワイ・真珠湾を攻撃。対米英宣戦布告…記事へ
12.25日本軍、香港を占領
1942(昭和17)年 1.2日本軍、フィリピン・マニラを占領
1.16大蔵省、戦時増税法案要綱を発表
2.15日本軍、シンガポールを占領
3.8日本軍、ビルマ・ラングーンを占領
3.9ジャワ島の蘭印軍(インドネシア駐留オランダ軍)が降服
4.18米軍ドーリットル爆撃隊、日本本土を空襲…記事へ
5.7フィリピン・マニラ湾のコレヒドール島の米軍が降服
6.5ミッドウエー海戦:中部太平洋ミッドウエー島近海で日米機動部隊による大規模戦闘が発生。日本は主力空母4隻を失う。
8.7米軍がガダルカナル島に上陸…記事へ
9.20米軍、捕獲した零戦を米本土に運びテスト開始…記事へ
11.8連合軍、北アフリカに上陸開始
1943(昭和18)年 1.14米英首脳、カサブランカで会談
1.31スターリングラード攻防戦でドイツ軍が降伏
2.1日本軍、ガダルカナル島からの撤退を開始
4.18山本五十六連合艦隊司令長官戦死…記事へ
5.29アリューシャン列島・アッツ島の日本軍守備隊全滅
7.10連合軍、イタリア・シチリア島に上陸
9.8イタリア、連合国に降伏
9.30日本、御前会議で今後の戦争指導の大綱を決定。「絶対国防圏」を設定する:絶対国防圏は千島から小笠原、マリアナ、ニューギニア西部、ジャワ島、ビルマまでを含む圏域。ギルバート諸島などこの圏域外の日本軍拠点は事実上、放棄された。
11.22米英中の首脳がカイロで会談…記事へ
11.24ギルバート諸島・マキンの日本軍守備隊全滅
11.25ギルバート諸島・タラワの日本軍守備隊全滅
1944(昭和19)年 2.17日本軍拠点のトラック島に米軍が大空襲。同島の拠点機能喪失。
3.8日本軍、インパール作戦を開始…記事へ
6.6連合軍、北フランス・ノルマンディーに上陸…記事へ
6.19マリアナ沖海戦:日本軍、大型空母3隻を失う大敗。連合艦隊は事実上壊滅する。
7.7マリアナ諸島・サイパン島の日本軍守備隊全滅
7.18東条英機内閣総辞職:サイパン島陥落により、絶対国防圏が破たん
8.3マリアナ諸島・テニアン島の日本軍守備隊全滅
8.25連合軍、パリを解放
10.20米軍、フィリピン・レイテ島に上陸
10.24レイテ沖海戦:日本軍、主力の戦艦武蔵を失う
10.25日本軍の特攻機が米空母に突入、沈没させる…記事へ
11.24B29による東京空襲始まる…記事へ
1945(昭和20)年 2.4米英ソ首脳、ヤルタで会談:ソ連の対日参戦と南樺太、千島列島の領有を米英が承認
2.19米軍、硫黄島に上陸を開始…記事へ
3.10東京大空襲…記事へ
3.14大阪大空襲
4.1米軍、沖縄本島に上陸…記事へ
5.7ドイツ、連合国に無条件降伏
6.23沖縄での日本軍の組織的抵抗終わる
7.26連合国、ポツダム宣言を発表
8.6広島に原爆投下…記事へ
8.8ソ連が対日宣戦布告
8.9長崎に原爆投下
8.14日本、御前会議でポツダム宣言受諾を決定
8.15玉音放送。国民に戦争終結を伝達…記事へ
8.30マッカーサー元帥、厚木飛行場に到着
9.2米戦艦ミズーリ号で降伏文書調印式…記事へ
1946(昭和21)年 5.3極東国際軍事裁判始まる…記事へ
【主要参考文献】
「戦史叢書」防衛庁防衛研修所戦史室著、「昭和 二万日の記録」講談社、「最新 昭和史事典」毎日新聞社、「詳説 日本史図録」山川出版社、「零戦パーフェクトガイド」学研、「世界の傑作機 ボーイングB29」文林堂、「図説 沖縄の戦い」河出書房新社