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消えぬ傷、残る基地 きょう慰霊の日2010年6月23日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

 きょう23日は「慰霊の日」。一般住民を巻き込み20万余の貴い命が失われた沖縄戦から65年がたった。糸満市摩文仁の平和祈念公園では午前11時50分から県、県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が開催され、戦没者のみ霊を慰め、世界の恒久平和を願う沖縄の心を発信する。
 沖縄戦は「本土決戦」を遅らせるために沖縄を「捨て石」とする戦略持久戦として戦われた。米軍統治下で広大な基地が建設され、今なお在日米軍専用施設の74%が沖縄に集中している。
 基地負担を沖縄に強い続ける日米安全保障条約の改定と日米地位協定の発効から50年。今なお戦争体験者たちの心の傷は癒えることはない。基地絡みの事件・事故は県民を脅かしている。
 米軍普天間飛行場返還・移設問題で、鳩山由紀夫前首相が名護市辺野古崎への移設方針を決定し、菅直人首相が継承していることへの県民の反発は強い。戦後65年の「慰霊の日」は沖縄戦の悲劇と教訓を振り返りながら、沖縄の基地負担や日米関係の在り方を日本全国に問う日となる。

◆追悼式に無料バス 県庁―祈念公園
 慰霊の日の23日、県は「2010年沖縄全戦没者追悼式」参加者のために無料バスを運行する。県庁裏の駐車場から糸満市の平和祈念公園へ、午前8時20分から9時まで約10分おきに5台が出発する。
 会場の平和祈念公園から県庁までは、午後1時から3時まで、ほぼ10分おきに10台が出発する。乗り場は第一駐車場の式典側。


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