日本のイルカ漁を批判的に描いた米映画「ザ・コーヴ」について、日本の配給会社アンプラグドは、7月3日から6都府県の6館で公開、その後17館で順次上映を予定していると発表した。抗議や街宣活動の影響で東京、大阪の計3館で上映が中止となり、国内での劇場公開が危ぶまれていた。
公開が決まったのは、青森・八戸、仙台、東京、横浜、京都、大阪の6映画館。同社の加藤武史代表は「上映中止が決まった後『表現の自由は守られるべきだ』などの声明が相次ぎ追い風になった。映画を見た上で賛否を示すことができる状況にしたい」と語った。