南アフリカW杯
関連ニュースや各国チーム情報を掲載
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】横浜 清水が100勝 大学・社会人出では6人目偉業2010年6月21日 紙面から ◇横浜14−6阪神99勝目を挙げてから足踏みすること2試合、横浜の清水が通算100勝を達成した。史上126人目だが、ドラフト制以後、大学・社会人でプレーした選手としては1989年の西武・松沼博久以来、史上6人目の偉業。2000年以降にプロ入りした選手としては一番乗りだ。 初球をいきなり鳥谷に右翼席に運ばれた。らしくない投球だったが「僕らしい勝ち。野手が打ってくれて、また頑張ろうと思う」と苦しみながらの1勝を喜んだ。「100勝するには、130〜140の勝ち試合をつくらなくてはいけない。大変だけど、野手やリリーフの人が助けてくれることもある」と話していた清水。打線を信じて、リリーフ陣を信じてきた結果だった。 日大から東芝を経て、24歳でプロ入りした右腕。遅咲きを可能にしたのは徹底した体調管理だ。ロッテ時代からアンチエイジングに効果があるといわれる岩盤浴を活用。横浜に来てからも登板前日には酸素カプセルに入るのを日課にし、横浜スタジアムの設備が壊れた時には、都内まで出かけてカプセルに入った。登板2日前から肉や油ものを断ってパスタなどの炭水化物を摂取するようにもしている。 ウイニングボールは2年前に急逝した妻・明美さんの仏壇に飾る。「3けたになって、少しは野球やっていて良かったかな。でもこれで終わりじゃないので」。34歳は当然のように通過点を強調した。 (臼杵秀之)
|